第3章 コンプライアンス の問題一覧
掲載内容は令和8年(2026年)4月1日時点の法令に基づいています。
この章の要点
コンプライアンスの章では、保険業法を中心に、消費者契約法・金融サービス提供法・犯罪収益移転防止法・個人情報保護法など、少額短期保険募集人が守るべき法令と、契約締結から事故対応までの実務上のルールを問います。本サイトで最も問題数の多い章で、46問のうち9問が「保険募集の禁止行為」、5問が「保険契約の締結」、4問ずつが「保険募集を行うためのルール」「保険募集」「個人情報保護法」からの出題です。まず、募集人の役割と保険業法の目的、登録・届出のルール、どこからが保険募集にあたるかと代理・媒介の違いを押さえます。次に、重要事項の説明、意向把握・意向確認、禁止行為と罰則を事例で判断できるようにしましょう。そのうえで、クーリング・オフ、消費者契約法、金融サービス提供法、犯罪収益移転防止法の取引時確認、個人情報保護法へ進み、最後に保険契約の締結・管理と事故・照会・苦情への対応を確認します。
頻出論点
- 保険募集の禁止行為 — いつ解約しても払い込んだ保険料相当額を返すという説明、病歴を偽るよう勧めること、不利益を説明しない乗換募集、同居の親族への高額な商品券や電子マネーに交換できるポイントなどの特別の利益の提供、有利な部分だけや保険料のみの比較、客観的事実に基づかない「業界No.1」の表示、作成契約や中途解約を前提とする契約が禁止されるか、また虚偽の説明は刑事罰、乗換募集や威迫は行政処分の対象という罰則の区別が問われます。
- 保険契約の締結 — 告知義務違反による解除、損害保険では被保険利益がなければ契約が成立しないこと、危険の選択は生命保険・傷害疾病定額保険の引受けで行うこと、既往症や他の保険契約の確認、意向確認書面の交付、保険契約申込書の写しの交付、保険料領収証は所定のものを使い書き損じたものは破棄せず返却すること、領収した保険料を自己の財産と区分して管理することが問われます。
- 保険募集を行うためのルール — 特定少額短期保険募集人は損害保険や傷害疾病保険のみの募集を行う者で、少額短期保険業者の委託を受けた代理店そのものは含まれないこと、委託を受けた代理店は損害保険だけの募集でも登録、その使用人が損害保険や傷害疾病保険のみを募集する場合は届出が必要なこと、登録は内閣総理大臣に行うこと、無登録の募集の罰則と登録拒否要件が問われます。
- 保険募集 — 保険募集は新規・継続を問わず、対面・非対面を問わないこと、媒介を行う募集人は告知受領権を持たないが第一回保険料充当金は受領できること、チラシの単なる配布や説明会での一般的な説明は保険募集にあたらず、比較サイトへの情報の転載は募集関連行為にあたること、権限等の説明を怠ると行政処分の対象となることが問われます。
- 個人情報保護法 — 会社における職位や所属、取得後に照合して特定の個人を識別できる情報も個人情報にあたること、取り扱う個人情報の数にかかわらず個人情報取扱事業者に該当すること、利用目的の通知・公表と、本人から直接書面で取得する場合のあらかじめの明示、本人の同意のない第三者提供の禁止、機微(センシティブ)情報の取扱い、漏えい時の報告が問われます。
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