第65問 賠償責任に関する法律知識2

賠償責任に関する法律知識2に関して、次の選択肢が、それぞれ正しいか否かを答えなさい。

1.損害保険業界で取り扱っている各種の賠償責任保険は、加害者が、偶然な事故で法律上の損害賠償責任を負担することになった場合の損害を補償することにより、結果として被害者救済を図っています。
チェック!

正しい

2.交通事故における損害賠償責任は、加害者側だけでなく、被害者側にも落ち度(過失)があるのが一般的であり、このような場合には、加害者は、被害者側の過失の割合に基づき、被害者側が負う分を差し引いて、被害者に損害を賠償することになります。これを「過失相殺」といいます。
チェック!

正しい

3.加害者は、被害者側に過失がある場合には、その過失の程度に応じて実際の損害額を減額して賠償するので、賠償責任保険ではその減額後の損害賠償額が保険金として支払われます。
チェック!

正しい

4.失火により他人の家に延焼損害を与えた場合、民法の不法行為に関する規定に優先して「失火責任法」が適用され、その失火が「重過失」により生じたときでも、損害賠償責任は発生しません。
チェック!

誤り
失火責任法では、失火が軽過失による場合には損害賠償責任は発生しませんが、「故意または重過失」により生じた場合には損害賠償責任が発生します。

5.過失による火災(失火)で、他人の家に延焼損害を与えた場合、失火責任法の規定により、その失火が「重過失」により生じた場合を除き、火元は損害賠償責任を負いません。
チェック!

正しい

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