問題集ではこの頁から2問出ていますが、本サイトの問題でも4問がこの論点を扱っています。引き受けられない6種は、「貯蓄」「運用・通貨」「再保険」「支払期間」の観点でまとめると覚えやすくなります。
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保険期間の上限は種類で違う
少額短期保険業の定義は「2年以内」ですが、実際の上限は保険の種類で違います。生命保険と傷害疾病保険(第三分野)は1年、損害保険は2年です。定義の2年は大枠で、人に関する保険はそれより短い1年に抑えられている、と理解しておくと取り違えません。
引き受けられない6種を観点別に見る
1つ目のまとまりは、貯蓄の性格を持つ保険です。人の生存に対して一定額を払う保険(個人年金保険や貯蓄保険)と、満期に返れい金を払う積立型の保険がこれにあたります。
2つ目は、運用や通貨によって金額が動く保険です。運用の実績で保険金の額が変わる変額保険と、保険料や保険金が外国の通貨で表示される外貨建て保険です。
3つ目は、他の保険業者が引き受けた保険をさらに引き受ける再保険(受再)です。
4つ目は支払期間の観点で、保険金を定期的または分割で支払い、その支払期間が1年を超える保険です。分割払いそのものが禁止されているのではなく、支払いが1年を超えて続くものが対象です。
制約の中なら3分野を組み合わせられる
一方で、少額短期保険業者は、保険金額・保険期間・商品の制約を満たせば、生命保険・損害保険・傷害疾病保険のどれも扱え、あわせて扱うこともできます。保険会社が生命保険と損害保険を兼ねられないのとは逆なので、「保険会社と同様に兼営できない」という文はよく出る誤りです。
引き受けられない保険の問題では、6種のうち1つだけを「引き受けられる」と書き換えた文が多く出ます。6種を観点ごとに思い出せるようにしておけば、どれが書き換えられたかに気付けます。
具体例で判断する
ペット保険や家財保険は損害保険なので、保険期間2年までの商品を作れます。医療保険やがん保険、死亡保険は1年が上限です。「保険期間2年の医療保険」は、少額短期保険業者の商品としては成り立ちません。
保険金を分けて払う商品でも、支払いが1年以内に終わるものは対象外の「6種」にあたりません。一方、満期に返れい金がある、運用の成績で保険金が変わる、外国の通貨で保険金を払う、といった特徴が一つでもあれば、金額や期間が小さくても引き受けられません。
取り違えやすいところ
- 「生命保険は1年、損害保険と傷害疾病保険は2年」とする文は誤りです。傷害疾病保険は生命保険と同じ1年です。
- 「満期返れい金を支払う保険は引き受けられる」とする文は誤りです。積立型の保険は引き受けられません。
- 「保険金を分割して支払う保険は、支払期間にかかわらず引き受けられない」とする文は誤りです。対象は支払期間が1年を超えるものです。