生命保険は「分類」と「支払われない場合」、火災保険は「どの商品で何が補償されるか」を押さえます。
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生命保険は保険事故で3つに分かれる
生命保険は、死亡を保険事故とする死亡保険、一定の時期の生存を保険事故とする生存保険、両方を組み合わせた生死混合保険に分かれます。
死亡保険の代表は、期間中の死亡に備え満期保険金のない定期保険と、保障が一生涯続く終身保険で、終身保険に定期保険特約を付けた定期付終身保険もあります。生存保険の代表は個人年金保険、生死混合保険の代表は満期でも死亡でも同じ額が支払われる養老保険です。
保険金の額の決め方では、契約時の額が続く定額保険と、有価証券で運用して実績に応じて変わる変額保険に分かれます。変額保険は少額短期保険業者は扱えません。
生命保険で保険金が支払われない場合
責任が始まった日から所定の期間内に被保険者が自殺したとき、契約者が故意に被保険者を死亡させたときは、保険金は支払われません。自殺は「いつでも」不払いなのではなく、期間が限られている点が問われます。
火災保険: 4商品の補償範囲
火災保険は、建物や家財などの動産が、火災・落雷・破裂・爆発などで受けた損害を補償する、財産の危険に備える保険です。住宅火災保険と普通火災保険は、火災・落雷・破裂・爆発に加えて、風災・雹災・雪災なども補償します。
住宅総合保険と店舗総合保険は、それに加えて、物体の落下・飛来・衝突、水濡れ、騒じょうなど、盗難、持ち出した家財の損害、水災まで補償します。「総合」と付く商品は補償の範囲が広く、盗難と水災まで含む、と押さえると正誤を判断しやすくなります。
火災保険で補償されない損害
契約者や被保険者の故意・重大な過失・法令違反による損害、事故のときの紛失や盗難(住宅火災保険はそもそも盗難を補償しません)、戦争や暴動、地震・噴火・津波による損害(地震火災費用保険金を除く)、核燃料物質による損害は補償されません。
費用の保険金と、修理付帯費用が付く商品
火災保険では、損害そのものに対する保険金のほかに、臨時に必要になる費用、焼け残ったものの片づけの費用、近所への失火見舞いの費用、地震による火災の費用(地震火災費用保険金)、消防や避難による損害、損害を防ぐための費用なども支払われます。
このうち修理付帯費用の保険金があるのは、住宅火災保険と普通火災保険の組では普通火災保険だけ、住宅総合保険と店舗総合保険の組では店舗総合保険だけです。名前に「住宅」が付く2つの商品には、この補償がありません。
取り違えやすいところ
- 生存保険の主な商品を「養老保険」とする文は誤りです。個人年金保険です。
- 「住宅火災保険は家財の盗難も補償する」「住宅総合保険は水災を補償しない」とする文は誤りです。
- 「住宅火災保険では落雷による損害は補償されない」とする文は誤りです。落雷は補償されます。
- 「生命保険では、自殺した場合は期間にかかわらず保険金が支払われない」とする文は誤りです。